
頼れるベテランの存在は大きかった
チーム最年長のベテランが、球団60年ぶりのリーグ3連覇に貢献し、自らの“完全復活”に向けてラストスパートを見せている。8月26日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)。五番・
柳田悠岐が、初回無死満塁のチャンスで左中間へ2点適時二塁打を放った。3回と8回にも安打を放ち8月だけで6度目の猛打賞をマーク。6月下旬には打率.230まで下降した打率が、この時点で3割台まで浮上した。結局23試合に出場した8月の月間打率は.398。頼もしい37歳は「チームも勝ってますし、9月も頑張りたい」とシーズン最終盤に向けて輝きを放っている。
2015年にはトリプルスリーも達成し、2度の首位打者、最高出塁率のタイトルに4度輝いた超一流打者だが、近年はケガに苦しんだ。24年は右太もも裏を痛めて出場は52試合。昨季は4月に自打球を右すねに当て、負傷し長期離脱を強いられ、レギュラーシーズン出場はわずか20試合にとどまった。それでも
阪神との日本シリーズでは全5試合に一番で出場し打率.455をマーク。日本一を決めた第5戦では阪神・
石井大智から起死回生の同点2ランを放ち健在ぶりを示した。
20年から7年の大型契約を結んだ際に「(契約満了で)フィニッシュ(引退)。そこまで決まっています」と語り、事あるごとに26年限りでの現役引退を示唆してきた。ただ昨オフの契約更改会見では「その先の契約を考えてもらえるように頑張りたい」と宣言。その言葉通り、このまま今季もラストまで輝きを放ち続ける。
写真=BBM