今季は最後まで快投を続ける。
床田寛樹が新たな覚悟でシーズン終盤を迎えている。昨年までは2年続けて9月以降に白星がなく、2023年以降の3年間でも1勝しかできていなかった。
だが、今季は9月に入って無傷の2連勝スタート。“シーズン最終盤に弱い”イメージを払拭しようとしている。
「個人的な目標はない。やっぱり9月が苦手というイメージもあるので、チームは負けられない状況にありますし、チームが勝てる投球ができたらと思っています」
節目の10年目となる今季、初めて開幕投手を任された。だが、対戦相手の主戦級と毎週のように対戦する巡り合わせもあり、勝ち星が伸びなかった。
打線とかみ合わず白星を積み上げられず、大黒柱としてチームを勝たせる投球もできなかった。
早い回での降板や登板間隔を空けての登板もあり、勝ち星だけでなく、投球回などの個人成績も期待された数字を大きく下回る。昨季までシーズン最終盤に息切れしたことによる配慮もあったかもしれないが、自身にとっては不本意だった。
8月25日の
DeNA戦(マツダ広島)は球速も出ず、5回までに6失点した。それでも味方打線が逆転したことで、勝ち投手の権利を得た。
内容に不安を残したまま迎えた、悪夢の残る9月。1日の
中日戦(バンテリン)で8回1失点と好投すると、9日の
阪神戦(甲子園)は8回無失点。いずれも敵地で快投を演じた。
苦手を克服する姿を示してきたが、21日にチームは3年連続のBクラスが確定。
しかし今季の戦いは、まだ10試合以上を残す。また、今季は投手が打席に立つ最後のシーズン。投打でやらなければいけないことはまだあると、胸に刻んでいる。
写真=宮原和也