
謙虚に投げ抜いた結果、投手2冠に輝いた日本ハム・北山
プロ5年目の
北山亘基が13勝3敗、防御率2.56の成績を残し、最多勝、勝率第一位の投手2冠に輝いた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場から始まったタフなシーズンを乗り切り、初の個人タイトルを獲得した。
ターニングポイントとなったのが、神宮球場で行われた6月7日の
ヤクルト戦だ。プロ1年目に2夜連続サヨナラホームランを浴びた苦い思い出が残る地で、1失点完投勝利を挙げた。「初めてプロの世界で大きな失敗をした日だったので、忘れられないです。あの球場に戻って先発として9回をしっかり投げて勝ちに導けたというのは当時から考えるとすごい成長ですし、周りにも一つ証明できたというか。あの経験があって良かったと思ってもらえたと思うので、いい日になったかなと思います」としみじみと振り返った。
順調に勝ち星を伸ばし、昨年はあと一歩のところで逃した先発投手にとって一つの勲章とされる2ケタ勝利もクリア。レギュラーシーズン最終戦となった10月1日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)では、13勝目をマークした。「勝ち星に関しては、まず組んでくれたキャッチャー、バッテリーとの間でのゲームメークがまずありますし、その上で野手陣の援護があって。で、自分の降板した後の中継ぎ陣の締めがあって成立するものなので。今年はすごく運が良かったなというのは個人的に思っていて、みんなに感謝したいというのが一番素直なところです」。これからも謙虚な気持ちを忘れずに、背番号15はマウンドに立ち続ける。
写真=BBM