チーム唯一の全試合出場を果たし、キャリアハイとなる25本塁打を放ち、71打点とともにチームトップをマークした。
そのなかでリーグトップを誇るのが四球数92だ。9死球と合わせれば101四死球を記録し、3ケタに乗るのは2007年の
タイロン・ウッズ(122四死球)以来だった。
強打者として勝負を避けられてきた一方で、悪循環にも苦しんできた。シーズンが終わってみれば、打率.226はセ・リーグで規定打席に到達した19打者のうち最下位。
中日の選手が「逆首位打者」となるのは2013年のクラーク以来となった。
「四球を取れていることは、いいことだと思います。ただ、それ(四球)で打撃を崩してしまっていることがダメなんです」
5月は打率.120、6月は同.194と特に苦しんだ。それでも試合に出続けるのが使命。日々のコンディション管理を徹底し、調子が良いときも悪いときも自分の打撃に向き合った。
10月1日の
広島戦(マツダ広島)で今季25号ソロを放った。7回先頭で広島の先発・
床田寛樹の真ん中低めのツーシームを捉え、打球は中堅バックスクリーンへ。竜移籍1年目の23年シーズンに記録した24本塁打を超えた。
「一応キャリアハイなので、そこは何とか行けて良かったです」と振り返った。苦しんだシーズンでさまざまな記録を打ち立てた。
「今年は143試合、ケガなく出られたのは本当に良かったと思います。ただ、成績は物足りないです。伸びたとこもありますが、ダメだった点も多かった。そこを踏まえて来年はもっと成長したいなと思っています」
来季につながる成長の糧は多くある。
写真=BBM