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西武・豆田泰志 「1勝をプレゼントしてあげようと」西口監督からの最大の“ねぎらい”/陰のMVP

 

今季はチーム4位の32試合に登板。リリーフで奮闘した豆田


 入団6年目の今季、32試合に投げ3勝0敗、2セーブ、4ホールド、防御率1.51と自己最高成績を残した豆田泰志。だが、数字以上にその存在価値は大きかった。なかでも大きなインパクトを与えたのが8月14日のロッテ戦(ベルーナ)でのプロ初先発だ。

 前日の日本ハム戦(エスコンF)でビハインドの状況で8回にマウンドに上がり、1回無失点で本職の中継ぎとしての役割を果たしたにもかかわらず、翌日の試合で先発予定だった高橋光成が当日の試合前練習中に腰の張りを訴えたため登板を回避。その穴埋めに抜てきされたのだった。

 試合開始の数時間前に突如先発を告げられたにもかかわらず、3回2安打無失点、5奪三振の好投でチームの完封勝利に大きく貢献した。白星こそつかなかったが、西口文也監督は「豆田がいい入りをしてくれた。豆田のおかげです」と大絶賛した。

 信頼度を高めた23歳右腕は、その後も回またぎや僅差、緊急での複数イニングなど重要な場面で重用され、見事に期待に応え続けた。そんな対応力の高さについて豆田自身は「一人ひとり、1イニング1イニングというイメージで複数回は考えていない。先は見ずに投げている結果、一人ずつ抑えられて、球数も少なかったから複数回も行けていると思います」とあくまで普段どおりだと話す。

 今季最終戦のロッテ戦(ZOZOマリン)。リードしている5回から先発・武内夏暉に代わり、勝利投手の権利が渡る二番手で豆田がマウンドに送られた。「今年の働きを見て、マメちゃんに1勝をプレゼントしてあげようと思って」。今季3勝目は、西口監督から贈られた最大のねぎらいの証しだった。

写真=BBM
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