今季リーグ3位の27セーブを挙げた森浦大輔は、今季も「タフネス王」となった。
チーム最多の62試合に登板した。
島内颯太郎と並んで最多だった昨季に続き、2年連続。通算4度目のチーム最多登板だ。
今季は開幕から抑えを任されたが、序盤は苦しんだ。
開幕戦は同点の延長10回に登板してその裏サヨナラで初勝利を挙げ、2戦目には1点リードの9回を締めて初セーブを挙げた。だが、4月2日の
ヤクルト戦(神宮)で1点リードの9回に逆転サヨナラ負けを許して今季初黒星を喫すると、同4日の
阪神戦(マツダ広島)では9回に3点リードを追いつかれ、チームも延長戦の末に敗れた。
抑えからセットアッパーの役割に回ったが、同12日の
DeNA戦(横浜)では7回途中、二死二塁から登板するも失点を重ねた。自身も2失点を喫し、防御率は7.20まで悪化した。
それでもスライダーの曲がりを変えたり、新球
シュートの習得に励んだりと、登板を重ねながら地道に活路を見いだそうとしてきた。真っすぐの球質向上もあり、投球内容は次第に上向いた。
5月には
新井貴浩監督も「だいぶ彼本来の投球が戻ってきた」と再び抑えを任せた。それからは、守護神としてチームを勝利に導いた。終わってみれば自己最多の登板数とセーブ数を記録。奪三振率も初の2ケタとなる12.46にまで上げた。
登板数が50試合に満たなかったのは23年の一度のみ。6年間で5度、50試合以上に登板し、通算300試合登板まであと7試合とした。
どれだけスタミナがあっても安定感と修正能力がなければ、これほどの登板数を重ねることはできない。
写真=川口洋邦