
津森の復帰はチームにとって大きかった
タフネス右腕の存在は、リーグ3連覇を果たしたチームになくてはならないものだった。優勝へのマジックを13とした9月8日の
日本ハム戦(みずほPayPay)。7回のピンチで
津森宥紀の出番は回ってきた。先発のL.
モイネロが3点差に詰め寄られ、なおも一死一、三塁のピンチを背負った場面で登板。まずは
今川優馬を151キロの直球で空振り三振に切ると、
田宮裕涼からも同じく151キロの直球で空振り三振を奪った。試合後に小久保監督は「今日の投手のMVPは津森」と絶賛。8回に一挙10得点し大勝したチームはこの勝利から9連勝で一気にリーグVを決めた。
まさにフル回転の働きだった。今季チームで50試合以上に登板したのは、セットアッパーの
松本裕樹(58試合)、守護神の
杉山一樹(55試合)と津森(51試合)の3投手のみ。リーグ2位のホールドポイントをマークした松本裕、2年連続セーブ王に輝いた杉山とは任せられる場面こそ違うものの、50試合以上に登板し防御率は1.50と、抜群の安定感でリリーフ陣を支えた。
入団2年目の2021年から4年連続で40試合以上に登板するなど存在感を示したが、6年目だった昨季は22試合の登板で防御率3.38と打ち込まれる場面が目立った。制球も安定しなかった昨季は二軍暮らしも長く、今季も開幕二軍スタート。それでも「また勝ちパターンで投げられるようにしたい。『津森が復活した』と言われるようにしたい」と今季一軍初登板となった4月下旬から結果を残し続けた右腕が、見事な「復活」を示した。
写真=BBM