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広島・ターノック 自己最速マークし2年目に意欲 内容不本意も「充実した1年」/助っ人通信簿

 


 広島に今季から新たに加入した唯一の外国人選手、ターノックだったが、期待に応える働きができたとは言い難い。来日1年目は、自身が思い描いたような時間を過ごすことはできなかった。

 スタートは悪くなかった。開幕2戦目を任された来日初登板では、7回までを5安打無失点に抑え、7三振を奪った。その後も打線とかみ合わず、好投しても白星をつかめない登板が続いた。

 5月3日に右背中付近の張りで戦線を離脱。1カ月後の6月11日の西武戦(ベルーナ)で復帰したが、悪い流れは変わらなかった。

 力で押す投球は、立ち上がりこそ通用しても、2巡目以降につかまる登板が目立った。持ち味の直球の強さを生かすため、首脳陣から中継ぎへの配置転換を提案され、受諾した。迎えた6月27日の阪神戦(マツダ広島)では1回を3者連続三振。

 上々の再出発も、今度は右股関節痛で出場選手登録を抹消された。再復帰した8月26日以降はブルペンに定着。同30日には自己最速の161キロを計測し、勝ちパターンの一角を任された。

 先発時よりも持ち味を発揮し、相手打者を圧倒する投球が目立った。ただ、制球を乱す登板もあり、危険球退場による降板も経験。ホールドを8個積み重ねる一方、敗戦数も7敗まで増えた。

 来日1年目のシーズンを終え、「全体的なパフォーマンスを見ると、ベストなシーズンではなかった。それでも充実した1年だった」と振り返った。

 来季の契約は未定のままだが、「もちろん、帰ってきたい」と広島での2年目に意欲を示して帰国の途に就いた。

写真=井沢雄一郎
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