2013年度韓国最多勝の肩書きを引っ提げて、今季新加入した左腕のC.セドン投手が4月9日の広島戦(東京ドーム)で圧巻の日本デビューを飾った。本来は3日のDeNA戦(横浜)が初登板予定だったが、雨天中止となったため、約1週間遅れの登場。

　球速は140キロに満たないボールが大半だったが、193センチの長身から投げ下ろす角度のある直球を低めに集め、スライダー、チェンジアップを制球よく配して8回2/3を6安打1失点、5連続を含む毎回の15奪三振で、勢いに乗る広島をストップさせた。「本当は完封したかった」と9回二死からの失点を悔やんだが、原監督は「いいリズムを持ったスターター。本番に強い」とその働きを高く評価した。