今季の
西川遥輝内野手は調子の波が大きく、5月中旬に続き、8月初めにスタメン落ちの屈辱を味わった。しかし、今回は復帰後に大きな変化を見せた。人一倍強かった、自分の打撃へのこだわりを捨て、「チームのために」の意識で打席に立った。その結果、三振数が7月の26から8月は15に減り、四球は8から16に倍増。出塁率が一気に高まり、塁に出ては自慢の足でかき回し、得点源になっている。
9月4日現在、2位に7個差をつけて盗塁王(36)の獲得が見えてきた。さらに、三塁打9本がリーグトップで、75得点は
ソフトバンクの柳田に次ぐ2位。首脳陣から大きな期待をかけられてきたスピードスターが、ついに本領を発揮し始めた。