メジャー・リーガーたちのお株を奪う、豪快なフルスイングで好ゲームを演出した。11月11日に甲子園で行われた日米野球の日本プロ野球80周年記念試合で、MLBチームに挑む阪神・巨人連合チームに選出された大田泰示外野手が、7点を追う7回一死一、二塁、モラレスの直球をとらえる。右中間を深々とやぶった打球は、フェンスにワンバウンドで到達するほどの飛距離で、2走者はもちろん生還。自身も快足を飛ばして悠々、三塁を陥れた。

「内側からバットを出すイメージでスイングしました」。前半で勝負は決まったかに思われたが反撃の狼煙を上げる2点適時三塁打。その後、チームは1点差まで迫るなど、ベンチの雰囲気を一変させた。