登録名を新たに5年目のシーズンに勝負を懸ける。
山下斐紹改め、斐紹捕手だ。習志野高から11年ドラフト1位で入団。強肩強打を売りに「城島二世」と期待され、1年目から一軍ベンチを経験した。13年には11試合に出場。デビュー戦の5月6日の
ロッテ戦(ヤフオクドーム)ではプロ初安打も放った。しかし昨季は、同期入団の拓也に開幕一軍入りを譲ると、出場は1試合のみ。しかも代走での出場で、マスクをかぶる機会は与えられなかった。
「守備はもちろんですが、まずは打撃でアピールしたい」。背水の陣で挑む今季は
工藤公康新監督が指揮を執る。かつて
城島健司を育て上げた指揮官の下で心機一転、あふれる才能を開花させる決意だ。