左腕エースの投打にわたる活躍で、昨季わずか1勝という鬼門の東京ドームで2試合連続の完封勝ちを手にした。5月18日の
巨人戦では、先発の
石川雅規投手が6回途中安打無失点の好投。さらにこの日唯一の得点は石川の三塁ゴロによるものだった。
ヤクルトはその後、近藤、ルーキ、石山、秋吉とつなぎ、巨人打線に得点を許さなかった。
ヤクルトが1対0で勝った試合で、勝利投手と勝利打点の両方をマークしたのは、1991年以来26年ぶり。巨人戦に限れば71年の
松岡弘以来38年ぶりの快挙となった。3回一死三塁の好機で打席に入った石川は「転がせば1点が入る。(三走の)中村もいいスタートを切ってくれた」と笑顔だった。