野上亮磨投手が森コーチへの手向けの白星を飾った。7月4日の
日本ハム戦[東京ドーム]。先発した野上は日本ハム打線を6回2安打1失点に抑え、5勝目をマーク。同日の午前中には急逝した森投手コーチの告別式が行われた。辻監督からは3日の通夜に出席するように勧められたが、志願して一軍選手とともに告別式に参列して別れの挨拶をしていた。
「一本背負いのように投げろ」と森コーチからアドバイスを受けたストレートも冴えたピッチング。「特別な1勝。慎二さんへの思いを胸に精いっぱい投げました」と野上。指導をしてくれた森コーチのためにも、今後もマウンドで腕を振り続け、頂点を目指すだけだ。