きれいな放物線を描いた打球が右翼席を越え、杉林へと消えていった。昨年11月に腰の手術を受け、今春キャンプはオーバーペースを防ぐため、二軍スタートだった吉田正尚外野手。2月24日に一軍に合流し、同27日には
楽天との『球春みやざきベースボールゲームズ』に三番・左翼で先発出場すると、4回の第2打席で今季第1号を放った。
フルカウントからの6球目。楽天・古川の132キロのスライダーを一閃して推定120メートルの特大弾を放った若き和製大砲は「真っすぐに合わせて変化球で動いたので、うまくヘッドが抜けた」とコメント。今季初の対外試合で腰の不安を吹き飛ばした。今季こそフルシーズンでの活躍を。期待はふくらむ一方だ。