生きのいい新星の出現だ。10月2日の
DeNA戦(神宮)、高卒3年目左腕の高橋奎二投手が5回3安打1失点でプロ初勝利を手にした。圧巻のシーンはいきなり訪れる。初回、無死一、三塁のピンチを迎えると、
ソト、筒香、ロペスの計102発トリオを3者連続三振に打ち取った。特に「挑戦者のつもりで一番力を使った」という筒香からは、3打席連続三振を奪取。9月5日にプロ初登板を果たした左腕は、3試合目にして念願の白星を手にしている。
小川監督は「候補になる」とCSでの先発起用を示唆した。本人も「チャンスをもらえば、自分の役割を果たしたい」とやる気十分。これから始まる大一番で、秘密兵器となるかもしれない。