痛い交代劇となってしまった。10月17日に敵地・マツダ
広島で行われた広島とのCSファイナルステージ第1戦。五番・一塁で先発した阿部慎之助内野手だったが、2回に迎えた第1打席、自打球を左ヒザに受けて悶絶。ダグアウトで治療を受けたが、戻ることができず、負傷交代となってしまった(1ボール2ストライクから代打の
陽岱鋼が空振り三振。記録は阿部の三振)。試合後には痛めた左ヒザをかばいながらバスへと乗り込んだ主砲に対し、高橋監督は「様子を見ないと分からない」と心配。実際に翌第2戦はベンチスタートに。「チームのために打つ」と意気込んで臨んだ、短期決戦に強い男の負傷で、チームは苦しい戦いを強いられることとなった。