球宴前最後の3連戦だった
阪神戦(甲子園、7月8日~10日)をスイープ、前半戦を48勝31敗1分けで終え、貯金は実に17を数える。この時点で勝率5割以上はほかになく、つまりセの貯金を独占し、最高の形で後半戦を迎えることとなった
原辰徳監督だが、表情をグッと引き締めて後半戦への展望を口にした。「まだ振り返ることはないね。選手もいっぱい、いっぱいで頑張っている。少し体をリフレッシュさせて良いコンディションで臨みたい」。現状では、最速で7月18日に優勝へのマジックが点灯する。それでも指揮官は「プロ野球というのはそうそう勝率に差が出ないから。逆に気が引き締まる思いだね」と手綱を緩めずに走り抜けることを誓った。