
インディアンスへのトレードを拒否し、レンジャーズに移籍した球宴出場捕手のルクロイ。初顔合わせでもダルビッシュとも相性がいいところを見せた/写真=Getty Images
前回に続いてトレードデッドラインでの話。オールスター捕手のジョナサン・ルクロイが、
ダルビッシュ有投手の新女房役として、リードでもキャッチングでも相性がよく、終盤戦が楽しみになってきた。とはいえ、この縁組は紙一重の差で生まれなかったかもしれない。
トレード成立の2日前、現地時間7月30日、行き先はインディアンスで話が進んでいた。ルクロイがESPNに寄稿した文章によると、土曜日の試合後ブリュワーズの監督室に呼ばれ、デビッド・スターンズGMから「君はトレードになる。ただメディカルが通るまで球団名はいえない」と告げられた。
彼の契約には一部のチームを拒否できるノートレード条項が入っていた。そしてその相手とは拒否可能なインディンスだった。彼は代理人を通して、インディアンスのクリス・アントネッティ社長に、来年の起用方法について尋ねた。
チームにはイアン・ゴメスという良い捕手がいる。現在ケガをしていて、ゆえにルクロイ獲得に動いているが、では戻ってきたらどちらが正捕手か?アントネッティ社長の返事はレギュラーの座は約束できないというものだった。おそらくDH兼一塁兼である。ルクロイは17年オフにFA資格を得る。17年は自分の本来のポジションでプレーし、自らの価値を市場で問いたい。長くプレーしてきて、ビッグマネーをつかむ最大のチャンスだからだ・・・
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