法大・青木久典新監督が率いる大胆な選手起用の裏にある絆
今季の法大は、昨年までとは違う。
東京六大学リーグ最多の通算44度の優勝を誇る名門も、13年秋から3季連続の5位と低迷していた。
だが、創部100周年を迎えた今季は開幕から慶大、立大、明大と3カード連続で勝ち点をゲット。早大には連敗したが、4カードを終えて6勝3敗、勝ち点3。自力優勝の可能性は消滅したものの、早大、慶大と優勝を争う位置につけている。
今年1月1日、青木久典監督が助監督から昇格する形で就任。ここまでの9試合では、昨年までスポットライトが当たっていなかった選手を積極的に起用し、チームを活性化していることが結果につながっている。
その筆頭が、柴田圭輝(3年・東邦)。もともとは捕手だが、打力を生かすために今春から内野手に転向した選手だ。「五番・一塁」でスタメン出場した慶大2回戦(4月12日)では、サヨナラ勝ちにつながるリーグ戦初安打。明大2回戦(5月3日)では同点の9回に代打で出場し、勝ち越しとなる適時二塁打と勝ち点奪取に貢献している。

立大、慶大、明大と3カード連続で勝ち点を挙げた法大だったが、早大戦で連敗。しかし、昨秋までの3季連続5位から明らかな進歩があった[写真中央は青木監督]
また、金藤大喜(3年・
西武台千葉)が代打の切り札として・・・
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