甲子園で2度の準優勝へ導いた若生正廣監督が埼玉栄で恩返し宣言
埼玉大会のノーシード校は1回戦から決勝まで、8試合を勝ち上がらないと甲子園の出場権を得られない。埼玉栄は7月11日に伝統校・上尾と対戦(県営大宮、9時試合開始)。屈指の好カードが、若生正廣監督にとっての夏初陣となる。東北(宮城)と九州国際大付(福岡)で甲子園準優勝各1度、計11度の甲子園へ導いた名将が“古巣”へ戻ってきた。
東北高、法大、社会人野球・チャイルドで投手としてプレーした若生監督。1987年から約3年間率いた埼玉栄が、指導者の出発点だ。故・佐藤栄太郎理事長から「甲子園出場」を託されたが、実現できなかった。当時、低迷していた母校・東北の再建のため「志半ば。苦渋の決断だった」と、埼玉栄を離れた背景がある。

東北、九州国際大付を計11度の甲子園に導いた若生監督は4月1日付で埼玉栄に就任。今夏はノーシードながら不気味な存在となってくる
卓越した指導力で東北では
雄平(現
ヤクルト)、
ダルビッシュ有(現レンジャーズ)を育成し、九州国際大付でも
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