全国屈指の地方大会好カード!“大阪2強”による直接対決
6月26日に行われた大阪大会の抽選会で、大阪桐蔭と履正社の対戦が決まってから、注目され続けてきたこのカード。来場者の安全を考慮して球場を変更し、迎えた大一番は予想をはるかに上回る大観衆が押し寄せた。最寄りのJR桜島駅からのアクセス手段でもあるバスとタクシー乗り場には人が殺到し、チケット売り場には長蛇の列がいつまでも続いた。あまりの混雑ぶりに大阪府高野連は外野席を解放。これは07年の夏の府大会決勝の大阪桐蔭対金光大阪戦以来(当時は
中田翔が在籍)で、2回戦では初めてのこと。とにかく異例づくしの決戦の始まりだった。

ここ数年、大阪高校野球界を引っ張ってきた大阪桐蔭と履正社がいきなり、初戦[2回戦]で対戦。これもシード制のない大阪ならではの光景で、5対1で大阪桐蔭が制している[写真=前島進]
そんな“異様な”熱気に包まれたスタンドを前に、選手たちはさまざまな思いを抱いていた。主将の
福田光輝は「独特の雰囲気だったので、最後まで緊張していました」と試合後に振り返れば、「たくさんお客さんがいても、甲子園の大観衆とはまた違う緊張感がありました」と三塁を守る
中山遥斗も話す。だが、そんな雰囲気を味方につけた選手がいた・・・
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