町田イズムが浸透し、三菱重工広島が4強入り
7月18日から12日間にわたって熱い戦いが繰り広げられた第86回都市対抗野球大会で、19年ぶりにベスト4へ進出した三菱重工
広島(広島市)。このチームの監督として指揮を執ったのは、かつて広島、
阪神で15年間、プロとしてプレーしていた
町田公二郎だ。06年に現役を引退後、阪神、広島でコーチを歴任した町田氏は、13年から三菱重工広島のヘッドコーチに。そして、昨年11月には監督に就任していた。
その町田監督が選手たちに対して、常々、口にしている言葉がある。それは「一球の重み」だ。「短期決戦は一瞬で流れが変わる。だから、ワンプレーを大切にし、その一球を見極める必要があるんです。その一球をとらえて打ち返すことができるか。イレギュラーバウンドした、その一球をきちんと処理できるか。準備をしておけば対処できるし、逆に、おろそかにしていたらエラーをして命取りになってしまう。だから、その一球を大事にするんです」

13年からヘッドコーチを務め、昨年9月に監督に就任した町田公二郎氏。「一球の重み」を説き、チームを19年ぶりの4強入りに導いた[写真=小山真司]
現役時代は代打の切り札として、少ない打席の中で結果を追求してきた町田監督の一球への思いは、選手たちにも受け入れられた・・・
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