自身3度目の甲子園へ、“吉報”を待つ148キロサウスポー
とにかく今は、信じて待つしかない。第88回選抜高校野球大会の選考委員会を1月29日に控えた二松学舎大付高の148キロ左腕・
大江竜聖(2年)は、来るべき日に備えて、黙々とグラウンドで汗を流している。

1年夏、2年春と甲子園の土を踏んでいる二松学舎大付高の左腕・大江。昨秋の東京大会決勝[対関東一高]で自己最速を3キロ更新する148キロを計測するなど、大一番でこそ力を発揮するタイプだ[写真=川口洋邦]
進化を見せた昨秋、ドラフト候補・大江は充実の投球を披露した。二松学舎大付高は東京大会で、実力校が集う“死のゾーン”に入った。センバツ出場への資料となる秋はオープン抽選。早い段階で有力校同士の“つぶし合い”はよくあるケースだが、二松学舎大付高・市原勝人監督も「とんでもない所に当たってしまった」と舌を巻くしかない組み合わせを引いた。
初戦となった2回戦では昨夏の甲子園4強・早実と激突。スーパー1年生・
清宮幸太郎を擁する相手打線に、大江は持ち味の真っ向勝負を挑んだ。注目対決となった清宮に対しては4回に右二塁打、6回には試合の均衡を破る先制適時打を浴びた。
しかし、百戦錬磨の左腕は慌てなかった・・・
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