地域の選手が一丸となり“マシンガン打線“爆発

ノーシードの嘉手納高は1回戦から6試合を勝ち上がり夏の甲子園初出場。2010年のセンバツでは初戦敗退[対花咲徳栄高]しており、今夏は全国初勝利を狙う/写真=仲本兼進
全国49地区のトップを切って7月17日、沖縄で代表校が決まった。出場63校の頂点に立ったのは、ノーシードから勝ち上がった嘉手納高。甲子園出場は2010年センバツ以来で、夏は創部33年で初である。
今夏はシード校4校が3回戦(16強)で姿を消し混戦模様を見せる中、決勝はともに夏初出場を目指す嘉手納高と、美里工高の対戦となった。
先手を取ったのは美里工高だった。初回、四番・大田浩二の右前適時打と、スクイズで2点を先制する。
「ボールが先行して制球も悪かった。相手に揺さぶられ球数も多くなった」(嘉手納高・仲地玖礼投手)
しかしその裏、嘉手納高自慢の“マシンガン打線”が爆発する。先頭打者の幸地諒承のレフト前安打で追い上げへのノロシを上げると、三番・大石哲汰から七番・仲地まで5連打。そして八番・大城堅斗のスクイズも決まり、一挙6点と逆転する。
「打力がある、と大会前から言われていたが、準決勝まで(3回戦から準決勝までの3試合で7得点)打ててなくて……。(仲地)玖礼が踏ん張ってくれたおかげで勝ち進んできた。チーム全体で少しでも玖礼をラクにしたい意識があった」(大石哲汰主将)
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