9回2点を勝ち越されたその裏に劇的ドラマ

早実は日大三高との決勝で、同点の9回表に2点を勝ち越されたが、その裏、適時打と暴投で追いつき、最後は四番・野村のサヨナラ2ラン。試合後に主将・清宮は胴上げされる/写真=川口洋邦
東京大会はブロック予選を勝ち上がった64校が出場し、11月3日の決勝は早実と日大三高の対戦となった。この日の神宮球場は、午前10時から東京六大学新人戦(決勝)が開催。高校野球は14時開始の予定だったが、球場周辺は当日券を買い求める観客で長蛇の列。試合終了時間も12時30分過ぎで、入場までに1時間以上かかることから、試合開始を30分遅らせる措置が取られた。外野席も開放し、観衆2万人。東京都高野連関係者は「秋では記憶にないお客さんの数」と目を丸くした。そのお目当ては、早実の主将・
清宮幸太郎(2年)。日大三高にとっても特別な一戦であった。昨夏の西東京大会準決勝で早実と対戦し、1年生・清宮に2点適時打を浴び惜敗(0対2)。最高の舞台が整ったわけだ。
試合はシーソーゲーム・・・
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