指名漏れの悔しさバネに社会人でステップアップ

昨年12月15日の社会人野球表彰式で、ベストナインの表彰を受けた
華やかな受賞式の場であるのに、
菅野剛士の口から発せられた言葉は、喜びよりも反省のほうが多かった。向上心こそ一流の証し。入社1年目、2016年の社会人ベストナイン(外野手)に選出。新人で四番を務めた菅野は印象に残ったシーンを問われると、2つの打席を答えている。
「都市対抗1回戦(対三菱重工神戸・高砂)。タイブレーク(延長12回から一死満塁、選択打順)の裏で1点を追う先頭打者を任されたんですが、空振り三振(次打者の2点適時打で逆転サヨナラ勝ち)。決勝(対トヨタ自動車)では1回表二死二塁から空振り三振。佐竹さんに同じような配球(フォーク)で打ち取られた。あの悔しさを、今後の財産にしたいです」
トヨタ自動車との決勝で惜敗(0対4)した日立製作所は準優勝。大会MVPに当たる橋戸賞を受賞した相手エース・佐竹功年(早大)に4打数1安打と抑え込まれた。
「学生との違いは、スピードというよりも・・・
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