33歳でなお進化続ける“ミスター社会人”

昨年12月の社会人表彰式で2年ぶりのタイトル3冠(ベストナイン、最多勝利投手賞、最優秀防御率賞)を受賞した佐竹。今年10月で34歳となるベテランだが、向上心は高まるばかり
社会人野球の年間表彰には、2010年シーズンから個人部門として「最多本塁打賞」がある。主要14大会で「6本以上」という規定があるが、この数字をクリアした打者は過去に一人もいない。16年も該当者なしとなり、大田垣耕造選考委員長は「数字を下げるか、規定をなくすか」と今後の見直しを検討するとした上で「投高打低」とシーズンを総括した。
この発言に対して、敏感に反応したのが、DH部門で3度目のベストナインを受賞した富士重工業・林稔幸(立正大)だった。昨年12月で37歳となったベテランは壇上でのスピーチで「30代の活躍は私の励みになる」と述べた後、侍ジャパン社会人代表でチームメートだった盟友に対し、親しみを込めてこう言った。
「さきほど『投高打低』とありましたが・・・
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