「伝統校」を率いる矜持

報徳学園高は甲子園のおヒザ元・西宮市内にある。グラウンドでノックを打つ永田監督は力が入っている/写真=(P)URP
32校のセンバツ出場が発表された1月27日。全国各地で喜びの表情が伝えられる中で、驚きのニュースが高校野球界を駆け巡った。
「報徳学園・永田監督がセンバツ限りで勇退」
伝統校を94年4月から率いてきた永田裕治監督は、95年のセンバツで甲子園初采配を振るうと、97年センバツでは4強へ進出。2002年センバツでは、前年秋の神宮大会優勝校として注目を集める中、エースの
大谷智久(現千葉
ロッテ)を擁しチームを優勝に導いた。そして08年夏、09年春、10年夏と3大会連続で甲子園8強以上に勝ち上がるなど、通算20勝(16敗)。兵庫県の高校野球をリードしてきた名将である。今年10月で54歳とまだ老け込む年齢ではなく、体も動く。しかも来年夏は選手権100回大会。なぜ、センバツ出場を機に勇退を発表したのか。
一番の理由は・・・
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