昨春以来のV奪還を誓う亜大の主将・北村拓己。2学年先輩で、トヨタ自動車に在籍する兄・祥治に続く大役で、年間タイトル4冠を狙う/写真=BBM
東都大学春季リーグ戦 4月4日、神宮で開幕
昨秋、25季ぶりの復活優勝を果たした日大は、15年秋にリーグ防御率1位の実績がある左腕・東範幸(4年・履正社高)が軸。2回戦の先発は田村孝之介(2年・日大三高)、
山本龍之介(2年・札幌日大高)に加え、
大和田啓亮(3年・日大東北高)が機能すれば厚みが増す。旧チームから主力投手が大きく入れ替わったのに対し、野手はセンス抜群の
長沢吉貴(3年・佐野日大高)、
上川畑大悟(3年・倉敷商高)、正捕手の八田夏(3年・履正社高)が健在。腰痛で出遅れている
太田和輝(4年・日大三高)が復帰すれば、さらに打線に勢いが出てくる。
昨秋2位の東洋大は戦力充実だ。主将兼エースの右腕・
飯田晴海(4年・常総学院高)と左腕・片山翔太(4年・大社高)の2本柱が確立されており、
甲斐野央(3年・東洋大姫路高)も先発争いに加わる。抑えには山下雅善(2年・東邦高)、昨春のセンバツ優勝投手・
村上頌樹(1年・智弁学園高)も短いイニングでの登板がありそう。打線は伝統の強打が健在で、新四番を任される
中川圭太(3年・PL学園高)がけん引し、11年春以来の優勝を狙う。
春連覇を狙う亜大は全国屈指の投手力を誇る。151キロ左腕・
高橋遥人(4年・常葉橘高)に147キロ右腕・
嘉陽宗一郎(4年・松山聖陵高)の二枚看板を擁する。昨春のベストナイン左腕・
中村稔弥(3年・清峰高)の3人で試合を作っていく形となり、失点が計算できる。打線はお家芸でもある機動力だけでなく、パワーあふれる打者がそろう。中でも北村拓己(4年・星稜高)は2年前、亜大を率いた兄・祥治(現トヨタ自動車)同様、主将の大役を担う。チームの目標は02年以来となる年間タイトル4冠(春・秋リーグ戦、大学選手権、神宮大会)で一致している。「4年生野球」が継承される国学院大は主将・
諸見里匠(4年・沖縄尚学高)がチームの雰囲気を作り上げ、プレー面では通算69安打の
山崎剛・・・
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