
48年ぶりに都市対抗の決勝へ進出した三菱重工神戸・高砂。あと一歩で黒獅子旗は逃したが、収穫多き「4勝」だった/写真=田中慎一郎
チーム浮上のきっかけは役割の明確化と意識改革
「4勝」。今年、三菱重工神戸・高砂(神戸市・高砂市)が目標に掲げた都市対抗と日本選手権での合計の勝ち数だ。「どちらの大会も2勝すればベスト8になる。ただ、8強の目標を達成したときにそれで満足しないように、4勝という数字にしました」と富光男監督(専大)。そこで今季は選手に与える役目を明確にした。「まずはレギュラー争いをしますが、ベンチメンバーも代打や代走、守備固めなど『この状況ならこの選手』と役割をきっちりと決めたんです」
だが、シーズン序盤は成績が上がらずに苦しんだ。大黒柱の守安玲緒(富士大)が右肩の違和感により本調子ではなかったこともあって4月のJABA日立市長杯では1勝2敗、JABA京都大会は3戦全敗に終わった。森山誠主将(専大)は言う・・・
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