
今春のリーグ戦で連覇に貢献した左腕・田中。秋はV3を目指している
社会人として通じる「チームワーク」の重要性
「野球は大学で一区切りをつけようと考えています。未練はありません」
慶大の4年生左腕・田中裕貴(4年・芝高)は爽やかな笑顔で言った。
高校時代は、進学校に現れた最速140キロの長身左腕として、プロのスカウトから注目される存在だった。東大への進学希望を表明したこともあって、話題になった。
慶大の環境情報学部に一般入試で現役合格。一浪して東大を目指すことも考えたが、「投手としてプレーするなら、現役で入ったほうがいい」と慶大に入学した。だが、1、2年時はリーグ戦で登板機会がなかった。
「入部してすぐ、腰痛を繰り返してしまったのと、実力不足もありました。すごく、悔しかったですね」
転機は3年春に訪れ・・・
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