
4カ月の謹慎処分が明けた8月1日、法大・青木監督は練習前にミーティングを開き、再スタートを切った/写真=福地和男
「結束」をスローガンに秋日本一へ再スタート
粛々と、再スタートを切った。法大・青木久典監督は、部員への暴力行為と報告義務違反があったとして、日本学生野球協会より3月28日から4カ月の謹慎処分を受けていた。謹慎期間が明け、法大が東京六大学野球連盟に復帰を申請。8月から再び指導にあたることになった。
8月1日、午前9時。法大グラウンド(神奈川県川崎市)に、4カ月ぶりにユニフォームを着た青木監督が姿を見せた。
練習開始前、一塁側ベンチ付近でのミーティングで、青木監督は選手たちに頭を下げた。
「この4カ月間、みんなを動揺させて、迷惑をかけて申し訳なかった。もう一度チャンスをいただいたので、生まれ変わった気持ちで頑張っていきたい。よろしくお願いします」
今春のリーグ戦では、金光興二副部長が監督代行として指揮を執ったが、4勝8敗1分け、勝ち点1の5位に終わった。主将の
福田光輝(4年・大阪桐蔭高)は、こう振り返る。
「青木監督がいなかったから負けたとは思っていません。自分たちの力のなさが敗因です。確かに、監督が代わった直後は動揺もあったけど、金光監督代行は自分たちを勝たせようと、やりやすい環境を作ってくださった。本当に感謝しています」
今までとは異なる形で注目され、難しい状況だったはずだ。そんななかで・・・
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