
7月の日米大学選手権では侍ジャパンのメンバーとして優勝に貢献。貴重な経験を積んだ/写真=宮原和也
「123」に挑戦する関西屈指の安打製造機
大学生で投手の通算30勝、野手の同100安打は「超一流」の証明である。
竹村陸は4年春の時点で101安打と、この領域を突破しているわけだが、その偉大さに気づいていない。むしろ「いや~自分的にはしっくりきていない。1年春から出させていただいて、たまたま結果が出ているだけです」と謙虚な言葉が並ぶ。
神戸国際大付高(兵庫)では二塁、三塁、外野を守り、2年秋には投手としてマウンドにも上がった超ユーティリティープレーヤーだった。2年夏には「四番・三塁」で甲子園出場。聖光学院高(福島)との1回戦で敗退し、自身は3打数1安打で「チャンスで一本が出なくて……。悔しい思い出しかありません」と振り返る。3年夏の兵庫大会は準決勝敗退(対明石商高)で、自身の代では甲子園の土を踏むことができなかった。
選手層の厚い近大でも1年春から外野の一角を手にし、リーグ戦での出場経験を重ねた。4年春までに7シーズンで3度の打率3割超えで、通算打率は.310とコンスタントに安打を積み重ねた。最終学年の今年7月には初めて大学日本代表に選出され・・・
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