
昨夏の甲子園では28打数11安打、2本塁打、4打点で履正社高の初の全国制覇に貢献。積極打法は理想的なリードオフマンである/写真=沢井史
奥川恭伸を攻略した桃谷惟吹(立命大)の積極打法
2019年夏の記憶が新しい。しかも、第1打席のインパクトはすさまじかった。霞ケ浦高(茨城)との1回戦から本塁打、二塁打、中前打、二塁打、三塁打と準決勝までの5試合で“サイクル安打”の離れ業。ゲームの“入り”で積極的なスイングを見せた
桃谷惟吹は、履正社高初の全国制覇の原動力となった。「とにかく、思い切りバットを振りました。積極性の重要さがあらためて分かった夏でした」。
その姿勢に気づかされたのが昨春、星稜高(石川)の
奥川恭伸(現
ヤクルト)との対戦となったセンバツ1回戦だった。桃谷にとって自身初の甲子園。試合直前の雰囲気を、こう振り返る。
「奥川君のキャッチボールを見て衝撃を受けたんです。見たことのない球筋、スピードでした。1回裏。実際に打席に立っても、自分に対しての初球が・・・
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