
智弁学園高時代は甲子園に2回出場。二塁と遊撃手の経験があり、ディフェンスからリズムを作っていく/写真=沢井史
生粋のチームリーダーが遊撃守備で示す存在感
智弁学園高で1年夏からレギュラーを張り、3回戦に進出した2年春のセンバツでは一番・二塁。三番・遊撃だった昨夏は、主将として甲子園出場に貢献。奈良大会でこれまでの県大会記録を塗り替える5本塁打を放った。164センチと小柄ながら、パンチ力あふれる巧打者は、関西学生リーグの名門・近大へ進学する。華麗なグラブさばきで堅守ぶりも見せつけ、大学では遊撃1本で勝負する。
同学年のショートで常にライバル心を抱いてきたのは、昨夏の甲子園で対戦し、高校日本代表でもチームメートだった
武岡龍世(八戸学院光星高-
ヤクルト)だ。武岡とは小学校6年時に「カル・リプケン12歳以下世界少年野球大会」の日本代表に選出され、アメリカ遠征を経験した。同じ左打ちで、守備のスタイルも似ている。昨秋のU-18W杯(韓国)では武岡が遊撃手、坂下が二塁手で二遊間を組んだ。主将としても急造チームをけん引した坂下だったが打撃が振るわず(24打数3安打、4打点)本来の力を出し切れず。チームも5位に終わり、主将としての責任から、オーストラリアとの最終戦後に一人涙に暮れる姿があった。
「外国人投手のボールへの対応力のなさと、木製バットの難しさがすべてです。慣れない木のバットで、海外のあれだけレベルの高い投手と対戦して、自分には足りないものばかりだと・・・
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