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東京六大学リーグ

堀井哲也監督(慶大)が掲げる「無私」の精神

 

「練習ハ不可能ヲ可能ニス」。慶大不変のモットーを胸に秘め、社会人で実績十分の堀井監督は、大学球界でも結果を追求する/写真=大泉謙也


「本氣」の挑戦で狙う秋春連覇&33年ぶり日本一


 慶大の今年のチームスローガンは「本氣」。「本気で取り組んで、本気で優勝を狙おう」と選手たちが話し合って決めたものだ。主将の瀬戸西純(4年・慶應義塾高)は言う。

「昨年どおりのことをやっていても日本一にはなれないと、全員が分かっています。昨年を生かしながら、新監督と新メンバーで一からチームを作り上げようと思っています」

 昨秋は東京六大学リーグを3季ぶりに制し、明治神宮大会で19年ぶりに日本一となった。主将兼四番だった郡司裕也(中日)や柳町達(ソフトバンク)ら主力の4年生たちが卒業し、5年間指揮を執った大久保秀昭監督(現JX-ENEOS)も退任。昨年12月1日に堀井哲也監督が就任して、新体制がスタートした。堀井監督は言う。

「監督が代わったからではなく、今年は今年で勝たなければいけない。今年のチームには今年のチームのアプローチのしかたがある。私のやり方を押しつけるのではなく・・・

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