
早大・小宮山悟監督は就任2年目にして10季ぶりのリーグ制覇へ導いた。今秋は10試合で7勝(3引き分け)で無傷のV。主将・早川は6勝、防御率0.39の好成績を残し、優勝回数46回は法大と並ぶ最多タイとした[写真=田中慎一郎]
9回二死から逆転2ラン10季ぶり天皇杯奪回
リーグ優勝をかけた早慶戦。負ければV逸となる慶大1回戦(11月7日)で、主将兼エース・
早川隆久(4年・木更津総合高)は1失点完投勝利(3対1)で逆王手をかけた。ドラフト1位の入札で4球団が競合した左腕(
楽天が交渉権)が、
ヤクルト1位指名の慶大の右腕・
木澤尚文(4年・慶應義塾高)に投げ勝ったのだ。今秋は2試合総当たりの10試合制(勝利は1ポイント、引き分けは0.5ポイント)で延長なし。早大は2回戦(同8日)で勝利か引き分け、慶大は勝利がVの条件だった。
1対2。追う早大は8回裏二死一、三塁のピンチを迎えた。追加点が許されない場面で早大・小宮山悟監督は迷わず、早川をマウンドへ送った。「法大2回戦のときも、抑えた後に(チャンスが)やってくる(2点を追う8回表一死満塁から後続を抑え、その裏に同点とし引き分けへ持ち込む)。前のビジョンがあった」。早川は左飛に抑え、最後の攻撃に望みを託した。
しかし・・・
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