
大久保監督(右)は昨年12月、慶大での任期を残しながらENEOSに復帰。初戦突破で大会初の100勝、復活の足跡を残した[写真=松田杏子]
5年ぶり出場で大会初の100勝達成
5年ぶり出場のENEOS(横浜市)は1回戦で東邦ガス(名古屋市)を破り、都市対抗通算100勝という前人未到の数字に到達した。この4年間は都市対抗の本戦へ駒を進められずに苦しんだが、今季は12、13年にチームを都市対抗連覇へ導いた
大久保秀昭監督(慶大)が復帰。劇的な変化が必要だと感じていた名将は「ドラマティックチェンジ~V字回復 忘己利他~」をスローガンに掲げて再建を進めてきた。
「ENEOSは常に優勝を求められるチーム。就任当初は『何が、優勝だ』と思うくらい甘さを感じるところがあった」(大久保監督)。選手たちには、普段の生活から意識改革を要求した。
「ただ野球がうまければいいというのではなく規則正しい生活をし、正々堂々とした振る舞いで、見ていて気持ちの良いチームにならなければ。勝ち姿も含めて、そういったENEOSプライドを持って戦ってもらいたいんです」
選手も変化を望んでいた。7年前の日本一経験者・山崎錬(慶大)は・・・
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