
駒大の3年生・福山は今春、全12試合[計84イニング]に登板し3勝。11試合に先発できたのも、変則日程が大きかった[写真=矢野寿明]
全12試合登板で11先発「1311球」の一部残留
今季1311球目。駒大のエース右腕・
福山優希(3年・八戸学院光星高)は最後の打者を、143キロのストレートで空振り三振に仕留めた。
勝たなければ一部二部入れ替え戦に回るという土俵際の東洋大2回戦(5月14日)で、2失点完投勝利(11対2)。駒大は一部残留を決めた。
しかし、福山はガッツポーズを見せるどころか、表情をまったく変えずに試合終了の整列に並んだ。
今季の全12試合で登板。そのうち11試合で先発を務め、5試合で完投して3勝を挙げている。数字だけを見れば「登板過多」に映るが、今春のリーグ戦は変則日程で、「真実」を記しておく必要がある。
今春の東都リーグ戦は7校による2戦制。駒大の6カードのうち4カードが月曜、金曜に開催されたため、立正大2回戦と青学大2回戦では2日連投となったが、そのほかは中2日から中5日での登板だった。
開幕直後、国学院大2回戦を前に両輪に期待された左腕・村越祐野(4年・学法石川高)が故障離脱。福山に負担がかかる状況となってしまう。
登板後・・・
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