
日本製鉄かずさマジックでは3年ぶりに出場した都市対抗1回戦で西濃運輸と対戦。就任2年目の渡辺監督は初勝利を飾り、試合後のインタビューで喜びを語った[写真=松田杏子]
屈辱と試練を経てチームが一つに結束
「選手たちが頼もしいので、今日は何もすることがありませんでした」と語ったのは、都市対抗で初采配初勝利を飾った日本製鉄かずさマジック・
渡辺俊介監督(国学院大)だ。
新日鉄君津でプレーした渡辺監督は2000年のシドニー五輪に出場し、2001年ドラフト4位で
ロッテに入団。アンダースローで一世を風靡(ふうび)しNPB通算87勝。WBCでも06年と09年の2連覇に貢献した。13年オフにはロッテを退団しメジャー球界に挑戦。独立リーグなどでプレーし、古巣のかずさマジックに選手兼コーチとして復帰後は専任コーチを経て、20年に監督に就任していた。
指揮官としてのスタートは厳しいものだった。20年の都市対抗南関東二次予選では、創部2年目のハナマウイに第2代表決定トーナメント1回戦で敗退。21年はチーム内に新型コロナウイルスの感染者が出たため、6月の日本選手権・関東最終予選の出場を辞退することになった。ただ・・・
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