
亜大のリーグ制覇に貢献した3人の4年生。左から正捕手・草部、主将・田中幹、6勝を挙げた右腕・青山[写真=矢野寿明]
入れ替え戦の危機感から4年生が一つに結束
東都大学野球一部リーグ戦は第4週の4月27日、亜大が日大に連勝し勝ち点4。青学大が国学院大2回戦で敗れ、最終週を待たずに2020年秋以来、3季ぶり27度目の優勝を決めた。優勝回数は駒大に並びリーグ2位(1位は専大の32度)。
「正直なところ、優勝した実感が湧かないです」と生田勉監督は言う。開幕前は二部優勝校との入れ替え戦も覚悟していたという。1、2月、新型コロナ禍で十分な練習を積むことができなかったことから、春のオープン戦でチームは思うような結果を出すことができなかった。東都リーグ初めての地方開催の準備のため、生田監督が練習を見られない日も多かった。「開幕前、選手たちには、今年のチームは力がない。入れ替え戦も覚悟して、リーグ戦の2カ月間でうまくなろうという話をしました」と生田監督は言う。
「4年生の自分たちが、何とかしなければいけない」
そこから4年生の結束力が一気に高まった・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン