
就任5年目のトヨタ自動車・藤原監督は選手の手によって、東京ドームを舞った[写真=矢野寿明]
22年ぶりに東海勢同士の対決となった第94回都市対抗野球大会の決勝はトヨタ自動車(豊田市)が4対2でヤマハ(浜松市)を下し、7年ぶり2度目の優勝。昨秋の社会人日本選手権に続く全国大会連覇を果たし、藤原航平監督(中大)はスタンドに向かって「ウチの選手はすごいんです!」と胸を張った。
トヨタ自動車の優勝のポイントとなったのは、藤原監督が掲げた2つのテーマにある。1つ目は「強みを伸ばすこと」。そして、トヨタ自動車の強みとは投手を中心にした守備力だ。昨年の都市対抗では、大会通算の本塁打数が激増した。社会人野球にも打力重視の流れが起こり、各チームがその波に乗ろうと対応策を掲げるなか、藤原監督は「長打力は大事」としながらも「トヨタ自動車の強みはピッチャー。その良さは残していきたい」と、チームの伝統を貫く意志を示していた。
100点満点の盤石投手陣
今年の都市対抗ではその投手力が存分に発揮され、エース右腕・
嘉陽宗一郎(亜大)は・・・
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