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第47回全日本クラブ野球選手権大会

出塁にこだわる究極のつなぎ役 千葉翔太(水沢駒形倶楽部)が貫く「粘り」のプレースタイル

 

水沢駒形倶楽部・千葉は2013年夏、花巻東高の二番・中堅で4強進出。日大卒業後は九州三菱自動車で3年プレーした[写真=岡田浩人]


 あの夏から10年の歳月がたった。身長157cm体重60kgの小柄な体、そして野球少年のような笑顔で見せる全力プレーは、甲子園のダイヤモンドを駆け抜けた高校3年生時と、まったく変わっていなかった。

「いい投手と対戦するとき『どうすれば打てるのか』と考えるのが一番楽しい。今は野球の楽しさをあらためて感じています」

 社会人野球クラブチームの日本一をかけた第47回全日本クラブ野球選手権大会が9月2日から4日まで新潟県内で開催された。準々決勝(対REVENGE99)が行われたハードオフ・エコスタジアムのグラウンドには東北地区代表・水沢駒形倶楽部(岩手)の二番・中堅として千葉翔太の姿があった。

 0対0の4回、先頭打者として第2打席に立った。バントの構えを見せながら相手投手を揺さぶり・・・

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