
今年1月から母校を指揮する齊藤監督。週休2日を導入し、メリハリある練習を行う[写真=桜井ひとし]
高まる「古豪復活」への機運
秋の東京大会4強は33年ぶり。1982年夏を最後に甲子園から遠ざかっている日大二高が、復活に向けた大きな一歩を刻んだ。日大二高は59年春に初めて甲子園の土を踏み、春2度、夏4度出場の古豪である。2026年に創立100周年を迎える学校も野球部の復活を後押し。創価高との準決勝では三塁側応援席に吹奏楽、チアリーダーが駆けつけるなど、関係者でぎっしりと埋まっていた。
躍進の裏にあったのが、持ち味の粘り強さである。真骨頂を見せたのが、ともに延長にもつれ込んだ2回戦と準々決勝だった。今夏の西東京大会8強の佼成学園高との2回戦は、1対1の延長10回表に勝ち越し。3年連続のセンバツ出場を目指す二松学舎大付高と対戦した準々決勝では、10回表に勝ち越すも、その裏に追いつかれる。それでも、日大二高は12回表に1点をもぎ取り、4対3で逃げ切った。齊藤寛文監督は言う。
「この2試合については・・・
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