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日本航空石川高野球部は1月1日に発生した能登半島地震を受けて、系列校のある山梨で活動を継続している[写真=矢野寿明]
1月26日。選抜選考委員会で「日本航空石川」が発表されると、中村隆監督の目は潤んでいた。1月1日に発生した能登半島地震の被災地からの選出。センバツ出場決定から2週間以上が経過したが、あの日の情景が、脳裏から離れることはない。
「会見前に石川にいる青木(青木洋介)校長とオンラインがつながっていて、向こうに残っている先生と一緒に画面に映っていたんですね。校長から僕に『一言、しゃべって』と言われて、画面越しに先生や校長の顔を見たら、もう涙が止まらなくなって……」
4年ぶりのセンバツ出場を決めたあと、指揮官は声を詰まらせながらコメントを絞り出したが、着席していた選手たちも涙を流していた・・・
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