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左投げ左打ちの外野手である谷があこがれる選手はヤクルト・山田哲人。50m走6秒1。遠投86mのポテンシャルの持ち主だ
ブレザー姿でまだあどけなさの残る表情の奥に、強い覚悟がにじんだ。駒大のスポーツ推薦に合格した谷佳亮(東京学館浦安高)は2月3日、「目標はプロ野球選手です」と入寮の際に力強く言い切った。
まさに、最強のDNAを受け継ぐ。父は
巨人などで活躍しNPB通算1928安打を誇る
谷佳知氏。母は柔道女子で五輪2度の金メダルを誇る亮子氏だ。日本を代表するアスリートの間に生まれた谷だが、幼少期に打ち込んだのはアイスホッケー。小学3年から中学2年まで継続し、6年時には全国優勝も経験している。アメリカでプロになることを夢見ていたがコロナ禍で断念し、高校から野球の道を選んだ。それでも「この選択を間違ったと思ったことはありません」。最後の夏は「一番・右翼」として3、4回戦で2試合連続本塁打を放つなど、千葉大会5回戦進出、ベスト16入りに貢献。野球歴3年での成長率は、驚愕と言える。そして「上のレベルで野球がしたいと思った」と、大学での野球継続も決めた。
駒大グラウンド(東京都世田谷区)は・・・
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