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第95回都市対抗野球大会【二次予選】

第95回都市対抗野球大会の32代表が決定!! 東京ドームで7月19日開幕 ラストの32チーム目は激戦区・西関東からENEOS

 

ENEOSと東芝の一戦は、勝ったほうが西関東第2代表。22年の都市対抗覇者・ENEOSが勝利し、大久保監督は胴上げされた


北関東は強豪2チーム敗退


 第95回都市対抗野球大会の二次予選は6月13日までに全国12地区が終了し、出場32チームが決定した。白熱の予選の最終日(13日)はデーゲームで東海理化が東海第6代表を決め、ナイトゲームでENEOSが西関東第2代表を決めている。

 北海道は北海道ガスが代表決定リーグ3連勝で、4年連続の代表切符。

 東北はJR東日本東北が3連勝で第1代表、第2代表の日本製紙石巻は七十七銀行との接戦を制した。

 北信越は伏木海陸運送が初出場を目指したFedExとの代表決定戦を下して、3年ぶりの代表切符である。

 北関東は日本製鉄鹿島と日立製作所が第2代表決定トーナメント2回戦でいずれも敗退という大波乱。エイジェックは準決勝で日立製作所、第1代表決定戦でSUBARUを下して3年ぶりの出場。SUBARUは第2代表決定戦で延長10回の死闘を制し、茨城日産の初出場を阻んだ。

 Hondaが東京地区へと移った南関東は代表枠3。JFE東日本は3年ぶりの復活出場を決めている。

 激戦区・西関東は三菱重工Eastが代表決定リーグで2連勝して第1代表。勝ったほうが第2代表となる一戦でENEOSが東芝を8対2で下して、5年連続54回目の出場を決めた。22年の都市対抗王者・ENEOSは主将・丸山壮史(早大)が先制打に、試合を決める2ランと活躍。本大会では2年ぶりの優勝を狙っていく。

西関東第2代表決定戦でENEOSの主将・丸山が8回表に決定的な2ランを放っている[写真=大賀章好]


東海は約3週間の長丁場


 東海は5月23日の開幕から6月13日の第6代表決定戦まで長丁場だった。6チームのうち5チームが連続出場。唯一の復活出場は第4代表の東邦ガスで、2年ぶりの歓喜に沸いた。

 近畿も5代表のうち、4チームが連続出場。日本製鉄瀬戸内は昨年までの日本製鉄広畑から登録チーム名が改称され、5年ぶりの東京ドーム切符を勝ち取った。昨年11月の社会人日本選手権覇者・大阪ガスはラストの第5代表決定戦で敗退。名門・パナソニック、二大大会常連の日本新薬も出場を逃している。

近畿第3代表は三菱重工West。昨年まで阪神でプレーした北條史也が適時二塁打を放ち、チームを勢いづけた[写真=宮原和也]


三菱重工Westは4年連続での代表である[写真=宮原和也]


 中国はJR西日本とJFE西日本がともに3年連続出場と、貫録の戦いを見せた。

 四国はトーナメントで2試合を勝ち上がった四国銀行がJR四国との代表決定戦を制して、2年ぶりの出場を決めている。

 組み合わせ抽選会は6月16日に行われ、出場32チームの1回戦16試合の対戦カードが決まった。開幕は7月19日。前年覇者・トヨタ自動車は予選免除の推薦出場で、史上6チーム目(7度目)大会連覇を狙う。東京ドームで黒獅子旗をかけた一発勝負は今夏も白熱しそうだ。

【第95回都市対抗野球大会 出場チーム&組み合わせ結果】はこちらから
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