
福島1位・聖光学院高は4試合を勝ち上がり、地元で頂点に立った
来春のセンバツ高校野球大会の重要な資料となる秋季東北大会は10月12日から20日までヨークいわきスタジアムなどで行われ、聖光学院高が7年ぶり2度目の優勝を遂げた。四番・中堅の主将・竹内啓汰(2年)は14打数7安打とチームをけん引。全4試合で先発した背番号10の左腕・大嶋哲平(2年)は防御率1.78と安定感ある投球を見せている。準優勝は青森山田高。今夏の甲子園4強メンバーが多く残っていたが、聖光学院高との決勝では接戦を落とした。

今夏の甲子園4強メンバーが残る青森山田高は準優勝。3季連続での甲子園の立場を有力とした
東北地区の一般選考枠は「3」。決勝進出の2校は当確の立場で、残る1枠は準決勝敗退校から選出されることが有力視される。岩手2位の花巻東高は、大一番となった鶴岡東高との準々決勝で左腕・萬谷堅心(1年)が1失点完投で4強へと導いた。青森山田高との決勝は1対4で敗退した。

花巻東高は1年生左腕・萬谷が鶴岡東高との準々決勝で1失点完投勝利。同校で出世番号の「17」を着ける
山形3位の山形中央高は大曲工高との1回戦を延長10回タイブレークで制して勢いに乗った。2回戦で岩手1位の一関学院高に快勝し、準々決勝では県大会準決勝で敗退(2対3)した日大山形高に雪辱。左腕エース・小坂楓(2年)が原動力に。選考委員がどのような判断をするのか、注目が集まるところだ。

山形3位の山形中央高は1回戦から3試合を勝ち上がり4強進出。エース左腕・小坂は3勝を挙げた
◆東北大会結果 写真=田中慎一郎