
昨夏の甲子園は東北対決となった鶴岡東高との1回戦で敗退。不動の一番・遊撃の竹田は4打数2安打。大舞台での勝負強さが光る[写真=菊田義久]
聖光学院高初の慶大野球部員で、同校初の慶大合格者。竹田一遥は、1962年に聖光学院工業高として創立した学校に快挙をもたらした。
昨年11月、AO入試による環境情報学部合格が決まると、聖光学院高・斎藤智也監督は「よくやった。甲子園出場が決まった瞬間と同じくらいにうれしい」と最大限のねぎらいと祝福の言葉を伝えてくれたという。
周知の通り、聖光学院高は甲子園常連校だ。19年までは13年連続で夏の甲子園大会に出場しており、春・夏通算の出場回数は25回を誇る。22年夏は初のベスト4に進出した。こうした実績を残すには、日常の比重を野球に置かなければならない。竹田は言う。「甲子園に出場することを最優先に高校生活を送っていました」。だが、そんな環境下でも野球を言い訳にせず、勉強も手を抜かなかった。時間を有効に使い、学年トップの成績を維持した。評定は(5段階評価で)オール5だったという。
AO入試の面接に向けては、聖光学院高女子硬式野球部の指導も行った。「自分が3年間で培った技術や経験を伝え・・・
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